【※保存版※】スマホのアプリを使ったLINEスタンプの作り方とは?

メッセンジャーアプリ「LINE」は、スマホを持っている方なら必ず入れていると言って良い人気のアプリであり、その国内の使用者数はなんと7000万人以上もいるといわれています。
メッセージのやり取りが簡単にできるほか、写真を共有できたり、グループを作って予定表が作れたり、ゲームと連動したりなど、LINEには便利な機能が沢山ありますが、
そのLINEユーザーが沢山いる理由として、
個性的な「LINEスタンプ」が沢山あるというところも大きいですよね。
また、2014年の2月から、LINEのユーザーがそのLINEスタンプを自分で作成して販売することができる、
「LINE Creators Market」のシステムも発表され話題となりました。
この波にいち早く乗ったクリエイターさんの中には、スタンプで数千万円も売り上げた方もいらっしゃいますし、現在でも様々なクリエイターさんたちが毎日LINEスタンプを作っています。
そして、今日この記事をご覧になってくださった方というのは、
自分も、誰かに使ってもらえるようなLINEスタンプを作ってみたい!と思って記事をご覧になってくださったのではないかと思います。かくいう私も、LINEスタンプの自作に興味がわいて、過去に何種類かLINEスタンプを作りました(^^)
そして、LINEスタンプの作り方を紹介されているサイトは沢山ありますが、
私は、そのLINEスタンプの画像をまとめて、パソコンから審査に出すという最後の作業以外は、
紙と鉛筆、そして、スマホのアプリ(無料)を使って作る方法でLINEスタンプを作りました。
(追記:※「LINE CREATORS STUDIO」というアプリを使えば、その審査に出すという手順もスマホから行えますし、今回説明する「バッチリサイズ」というアプリを使ったサイズ調整もいりません。)
そこで今回の記事では、そのスマホのアプリだけを使った、LINEスタンプの作り方について詳しくまとめていきたいと思います。
はじめに申し上げておきますが、気になるであろうポイントなどを細かくまとめましたので、記事の内容自体はとても長くなってしまいました。ただ、やること自体は簡単なことばかりなので、今日にでも1セット作ることが出来ると思いますよ(^^)
LINEスタンプは現在、絵が8個で1セットから販売可能となっています(以前は40個1セットのみだったので、大分制作のハードルが下がりました。)
LINEスタンプを作る前に!まずはクリエイター登録をしよう!
LINEスタンプを販売するためには、まずはクリエイター登録をする必要があります。登録の作業自体はとても簡単に終わります。
クリエイター登録するためには、まずは「LINE Creators Market」を開いてください。
そして、「登録はこちら」と書かれているところをクリックして、先に進みます。
すると、LINEのログイン画面が表示されますので、
LINEを使い始めるときに登録したメールアドレスと、パスワードを入力します。
すると、利用規約の確認と登録情報を入力するページが表示されますので、それに従って必要事項を明記していきます。
「利用規約に同意する」にチェックを入れ、確認ボタンを押します。
登録ボタンを押した後は、
- 登録したメールアドレスに、クリエイター登録を確認するURLが届く
- そのURLを24時間以内に押す
- クリエイター登録が完了!
というような流れになります。
そして、クリエイター登録が完了して、実際に「LINE Creators Market」にログインすると、以下のような画面になりますので、初めに収益の送金先の設定を済ませてしまいましょう。
案内に従って、報酬の送金先にしたい銀行口座の情報を入れていきます。また、銀行口座に振り込む方法以外では、「LINE Pay」に送金する方法も選択できます。
「LINE Pay」とはLINEのスマートフォン決済サービスのことであり、簡単にいうとLINEからお買い物ができるサービスのこと。そして、今回の場合はスタンプの売り上げをそのためのお金として使うことができますよということです。
「LINE Pay」を選択するメリットとしては、振り込み手数料がかからないことと、使うたびに2%のポイントがたまることなどが挙げられます。ちなみに、銀行振込にすると、振込手数料として一律540円がかかります。
「LINE Pay」の詳細については以下の動画を参考にしてください。
私は、わかりやすく現金で振り込んで欲しいので銀行口座を登録しています(^^)
ちなみに、後からでも
「アカウント設定」→「送金先情報」
と進めば自由に切り替えられますので、とりあえずどちらでも良いので登録しておきましょう!
スマホのアプリを使った、LINEスタンプの作り方とは?
さて、それではいよいよ、スマホのアプリを使ったLINEスタンプの作り方について詳しく説明していきたいと思います(^^)
今回は、私が作ったシリーズ、「しゃべるマシュマロ」の絵を例にして、作り方について説明していきたいと思います。なんだか、白くて丸いものが良いらしいと聞いたので、初めてのスタンプ制作のパートナーとしてマシュマロをえらびました笑
今回私がご紹介する作り方は、スマホのアプリだけでも作れますが、それ+αで、紙に絵をかいて、それをスマホのアプリで読み込んで仕上げていくという作り方をご紹介します。(スマホだと画面に絵を描きづらいので、紙に書く方法で作りました。)
今回LINEスタンプの作成に使うアプリは、
- 「Cam Scanner」
- 「ibisPaint X」
- 「Phonto」
- 「合成スタジオ」
- 「バッチリサイズ」
の5つです。全部無料で使えます。
まずは以下のリンクからダウンロードしてしまいましょう。
※「合成スタジオ」と「バッチリサイズ」はandroid版がありませんでしたので、その代替アプリとなるものを紹介しておきます。
詳しい使い方は省略させていただきますが、やることは同じなので、特に問題なく使えると思います(^^)
合成スタジオの代替アプリ「photolayers」
バッチリサイズの代替アプリ「写真リサイズ」
これら5つのアプリの特徴を簡単に説明すると、
- 「Cam Scanner」は、紙に書いた絵を画像としてスマホに取り込むアプリ
- 「ibisPaint X」は、スマホに取り込んだ画像を綺麗に編集して、色などをつけるアプリ
- 「Phonto」は、その画像にセリフを入れるアプリ
- 「合成スタジオ」は、画像をスタンプにするために、余計な部分を透過させるアプリ
- 「バッチリサイズ」は、LINEが定める規定に沿って、画像のサイズを編集するアプリ
具体的には、この順番でアプリを使っていくことになります。
ちなみに、私は紙に鉛筆で書いてからスタンプを作りましたが、
2.の「ibisPaint X」は、そのアプリ内で絵を描くことも可能なので、その場合には紙に絵を描く必要はないんです。つまり、本当にスマホのアプリだけでほぼ完結するということですね。(タブレットがある方はそちらの方が良いかもしれません。アプリを立ち上げると、LINEスタンプ用のサイズのキャンバスも用意されています。)
また、器用な方なら、スマホでも以下のように綺麗な絵を描くことが出来る方もいらっしゃいます。
しかし、やっぱりスマホの画面は小さくてちょっと絵を描きにくいので、
もし1回やってみて難しいなと感じたら、紙に絵を描く方法がお勧めです。
「ibisPaint X」で絵を描きたいという方は、「Cam Scanner」で紙に書いた絵を取り込む手順は飛ばして読んでください(^^)
では、LINEスタンプの作り方について順を追って説明していきたいと思います。
まずは絵を描こう!そしてそれを「Cam Scanner」で取り込もう!
LINEスタンプを作るうえで、1番最初にやるべきことは、スタンプとなる絵を描いていくことです。
この絵は別に下手でも全然問題ありません。お子さんが書いた絵をスタンプにするのだってOKです。私も別に絵の勉強とかしたことないので、できる限りの力で書いています。笑
まずは、紙とペンを用意します。絵を直しやすいように、描くペンは鉛筆やシャーペンが良いと思います。絵を描く際には後々画像として取り込みやすいように、なるべく線ははっきりと書くのがポイントです。多少線がぶれてしまったりしても、アプリの方で細かい修正ができますので、問題ありません。
そして、実際に絵を描いたら、さっそく「Cam Scanner」を使ってその画像を取り込んでいきましょう。アプリを立ち上げたら、画面の一番下にあるカメラマークを押して、撮影モードにします。
そして、スタンプにしたい画像が画面の中央になるようにして、写真を撮影します。(この時、紙を横にして、真上から撮るとスマホで影ができてしまうので、紙をどこかに立てたり、斜めにしたりすると綺麗に撮れます。)
写真を撮影したら、左下の「全体表示選択」の部分を押して、「✔」マークを押して完了します。また、撮り直したいときは、左上の「上へ」を押してください。
また、ここで実際に撮影すると、以下のように、自動、オリジナル…のようにいくつかの保存形式が選択できるので、ここで「自動」を選択して綺麗な白黒にしておきましょう。
また、今回の画像はちょっと綺麗に取り込めずぼやけている部分がありますが、後で修正できる良い例なので、このままにしておきます。
そして、実際に「自動」を選択すると、その撮った画像が新規ドキュメントといフォルダ内に保存されるので、同じ要領でどんどんそのフォルダ内に絵を取り入れていきます。新しい画像を追加するときには左下の「追加」というところを押すと、次の画像の撮影ができます。
そして、画像を撮り終えたら、それらの画像を、スマホの写真フォルダへと保存させます。これは、先ほどのフォルダ内の表示のところで、右下の「もっと」という部分を押すと「アルバムへ」という項目があるので、そこから保存することができます。
つまり、ここで説明したことことをまとめると、
絵を描く→スマホに取り込む→スマホの写真フォルダに保存するということになります。
「ibisPaint X」を使って、画像を綺麗にしていこう!
次は、「ibisPaint X」を使って、先ほどスマホのフォルダに保存した画像を、綺麗にしていきます。
アプリを立ち上げると、「マイギャラリー」という項目が表示されるので、そこを押してみてください。そして、もちろん最初は何もそこには画像が入っていないので、左下の「+」マークを押して、画像を追加していきます。
「+」マークを押すと以下の画面が表示されるので、ここで「写真読み込み」を選択しましょう。ちなみに、「LINEスタンプ」という項目もありますが、これはアプリ内で1から絵を描いてスタンプを作りたいという方向けのキャンバスサイズです。(スマホだとすごく書きづらいので、私はその方法では作っていません。)
とりあえずは、写真読み込みで大丈夫です(^^)
そうすると実際にスマホの写真フォルダが起動するので、そこで先ほど「Cam Scanner」から保存した画像を選択します。この時、「キャンバスサイズ」を聞かれますが、ここは推奨でもオリジナルでもどちらでも大丈夫です。
そして、選択すると、「線画抽出」という画面が表示されるので、ここで「OK」を選択
すると以下の画面になるので、ここで微調整をすることで、線をさらにはっきりさせることができます。
でも、この後も線の調整はできるので、なんとなくはっきりさせる程度に「黒側」という項目をいじっておくと良いと思います。そして、完了したら、「✔」マークを押して完了です。
そして、ここからやるべきことは主に次のことです。
- 絵以外の部分を消しゴムモードで真っ白にする
- 線が消えているような部分を、ペンモードで描く
- 線が太すぎる部分は、消しゴムモードで微調整して細くしたりする
- 色を付けたいところをペンで塗ったり、バケツモードで一気に色付けする
少々面倒かもしれませんが、慣れると簡単です。
紙に書いた絵から取り込む方法だと、どうしても絵以外の部分も黒いぽつぽつができてしまっていたりして、これがあると後々邪魔になってしまうため、それを綺麗にしてあげる必要があるんです。
さて、ではこの編集画面がどうなっているのかということについて説明しておきます。覚えておいてほしいことは、図に示したようなことですね。
まずは、モードを消しゴムにして、絵以外の部分を消しゴムで綺麗にしていきます。絵に触れない部分は、消しゴムを大きくして一気に消していきましょう!
また、絵を拡大してよーく見てみると、黒ぽちや飛び出ている部分があったりするので、消しゴムサイズをうまく調整してこれも消しておきましょう。
また、次は線がうまく描けていない部分の調整です。こちらは、今度はペンのモードにして、ペンの色は黒のまま、そのペンの太さをうまく調整しながら、指でなぞって描いていきましょう。この時、絵をすごく大きくして編集するとやりやすいですよ!
そして、出来上がった画像がこちら!
周りに消え残っているような部分がないかよく確認しましょう!慣れればこの作業は数分もかかりません。
そしたら今度はこの絵に色を付ける作業に入っていきます。
色々なモードを選択する画面で、バケツマークの「塗りつぶし」を選択します!
また、その後「■」を押して、色を選択します
そして、色を選択したら、あとは色を塗りたい部分を、指でぽちっと押すだけで、一気にその部分の色を塗りつぶすことができます。
しかしこの時に注意したいのが、線がきちんとつながっているかということ。
このモードは「かこい」の中を塗りつぶすモードなので、どこかが切れていたりすると、塗りたい部分をうまく塗れない場合があります。
そこだけ気を付ければあとは簡単!同じ要領でどんどん塗っていきます。
そして、以下のように色塗りして、問題がないか確認したら、右下の「←」マークを押して、編集を終わります。
これを、スタンプにしたい画像全部にやっていきます。
めんどくさそうですけど、慣れると簡単ですし、良い時間つぶしになります(笑)
そして、実際に「←」で編集を終わると、「マイギャラリー」のページに戻るので、下の「[↑]」マークを押して、「PNG形式」で画像をスマホのフォルダに再び保存しておきます。
まとめますと、「ibisPaint X」でやることは、
画像を取り込む→綺麗にする→色をつけて保存する
ということになります(^^)
「Phonto」で文字を入れる!
そして、次はいよいよ文字を入れる作業に入っていきます!
しかし、実はこの項目は絶対にここで必要というわけではないんです。というのも、文字は、最初に紙に書く時点で入れてしまっても良いし、先ほどの「ibisPaint X」の中で描いてしまっても良いからです。
でも、「Phonto」を使えばかわいくて綺麗な文字が簡単に入れられるので、せっかくですしこの方法も紹介しておきます!(^^)
まず、アプリを立ち上げたら、下のカメラマークを押して、「ibisPaint X」からスマホの写真フォルダに保存した画像を取り込みます。すると、フィルターという画面になるのですが、ここはそのまま完了で大丈夫です。
すると、以下のように画像を取り込めます。
そして、ここで画面のどこかをタッチすると、「文字を追加」という吹出が表れるので、それをクリック!
文字を入れる画面になるので、そこで入れたい文字を入力します。
また、ここで文字を縦書きにするか、横書きにするか選択したり、フォント(字体)を選択したりできます!
ちょっと書いてみた感じがこんな感じです↓
ちなみに、もう1回文字の部分を押すと、以下のようなものが表示されるので、ここで文字のサイズを変えたり、傾きを変えたり、「スタイル」を押すと色を変えることもできます。
ここで、私のちょっとした失敗談からのアドバイスとしては、文字の色はあまり明るすぎたり、「青系」のものは使わない方が良いです。LINEのトーク画面は初期設定だと背景が青なので、青系の文字は少し見にくいです。
ただ、単純な色文字ではなく、文字の周りを白や黒などの枠線で囲ったり、真っ白な吹き出しの中にその文字を入れることで、その青が見にくいという問題も解決できます。というか、有名なクリエイターさんが作った文字は大体そうなっています(^^)。自分は後々気が付いたのですが、なるほど~と思いました。
例えば、以下のような感じですね(^^)!文字の周りを白い線で囲むことで、見やすくしています。
この、「Phonto」アプリ内にそういうフォントがデフォルトで入っていれば解決なんですが、どうやらそれは入っていないみたい!もしあったら私も教えてほしい笑
あとは、見やすさを考えて文字はなるべく大きくするのがポイントなのと、LINEスタンプはサイズに規定があるので、文字と絵をあまり離れた場所に配置しないことも重要です。(離してしまうと、最後のサイズ調整の時に、相対的に全体のサイズを調整したときに、絵も文字も小さくなってしまうからです…伝わるかな?笑あとでわかると思います。)
とりあえず、以下のように極端に離さない限りは大丈夫です!
後は、文字の見やすさを追求するなら、「ibisPaint X」の方でやはりそういう見やすい文字を手書きで入れちゃっても良いかもしれませんね。
以上、文字入れに関するアドバイスでした(^^)
あ、忘れてましたが、文字を入れ終えたら、また右下の「[↑]」マークから、画像をPNGとしてスマホの写真アルバム内に保存してください!
「合成スタジオ」で大まかなサイズ調整&背景透過
「合成スタジオ」を使ってやることは、画像サイズの大まかな調整と、背景の透過です。
背景の透過って何?ていう方もいると思うのですが、
実はLINEスタンプの画像というのは、実際は全体が四角形なのですが、絵の部分以外が透明になっていてそれが見えないだけなのです。
なので、そのような画像にするために、この「合成スタジオ」を使って絵以外の部分を透明にします。つまり、絵以外を切り取るという感じですね。
また、おおまかなサイズ調整もここで行います。
ちなみに、LINEスタンプを実際に申請するためには、そのサイズを以下のように調整しなければなりません。
メイン画像 | スタンプ画像 | トークルームタブ画像 | |
サイズ | W240 × H240 | W370 (最大)× H320(最大) | W96 × H74 |
個数 | 1個 | (8/16/24/32/40個) | 1個 |
※「W=画像の幅」「H=画像の高さ」単位はピクセルです!
ちなみに、
- 「メイン画像」とは、スタンプショップで紹介されるときに表示されるメインとなる画像のことで、
- 「トークルームタブ画像」とは、実際に皆さんもスタンプを使うときに、スマホの画面下に自分が持っているスタンプがずらっと表示されると思うのですが、その部分に表示される画像のことです。
また、実際はスタンプとして作った画像の中からメイン画像とタブ画像も選択することができるので、例えば、8個絵を描いてスタンプを作りたいとなったら、それ以外にメインとタブ用に2つ絵を描かなきゃいけないというわけではありません。その8個の中からそれぞれ絵を選んで、それらをメインやタブ画像に設定すれば大丈夫です。
しかし、もちろんその場合には、メイン用とタブ用にサイズはちゃんと設定してあげる必要があります。つまり、8種類の絵を描いてスタンプを作りたいとなったら、最終的に、サイズの違い的には10種類の画像を登録する必要があるのですが、絵は8種類描けばOKということです。
また、最終的なサイズ調整はまた別のアプリでやりますので、ここでは、画像のサイズ調整というよりも、その最後のサイズ調整がしやすいように、画像の大体の形を決めます。(正方形とか、ちょっと横に長いとかですね)やってみると意味がわかると思います。
まずは、アプリを立ち上げて、
「レイヤー」→「ライブラリから」を選択し、先ほど保存した文字つきの画像を選択します。
すると、以下のような画面になるので、ここで大まかなサイズ調整をします。
ご覧になってもらうとわかると思うのですが、この時点では、縦が異常に長くて、横が短いですよね。
ちなみにこの時点では、
「横が750ピクセル」
「縦が1334ピクセル」
の画像となっていました。
このように、縦と横の画像の大きさが後々かわってくるのは結構な問題になってしまうのです。
というのもスタンプの画像は先ほど申し上げましたように、
「(最大)で横が370ピクセル/縦が320ピクセル」
以下にしなければならないという決まりがありますので、例えばここで大まかな調整をしないで、最後にだけ横と縦のサイズ調整をしようとすると、例えば横のサイズを370ピクセルに設定して、縦を相対的に縮小させると、その縦のサイズは658ピクセルになってしまい、規定の320ピクセルよりも全然大きくなってしまうのです。(750:1344=370:658ということ)
ちなみに、強制的に横を370ピクセルにして、縦も強制的に320ピクセルに設定して画像のサイズを変更させると、今度は、絵が縦につぶれた画像になってしまうのです。658ピクセルを強制的に320ピクセルという半分以下にするわけですから、そうなるのは当然ですよね(;´∀`)
だからこそ、ここで画像のサイズというか、形を整えておく必要があるわけです
具体的には、正方形に近い形にしておけば問題ないです。というのも、正方形にしておけば、後で縦を基準にして考えて、その縦を320ピクセルに設定して、横のサイズも相対的に縮小させれば、横のサイズも320ピクセルとなり、結果規定である370ピクセル以下に収まるからです。
ちょっとややこしいこと言ってますけど、規定では縦の方が短くしなければならないので、そちらに合わせて相対的なサイズ調整をしておけば、横が大きくなりすぎることはないということです。
ここで先ほどの画面に戻ってほしいのですが…
下の方に図の枠線の形を選択できる場所があるので、ここで1:1を選択すれば、正方形で画像を切り取ることができます。
また、その正方形のまま、できるだけ絵が大きくなるように、正方形を小さくして調整します。(そうしないと、スタンプになった時に相対的に絵が小さくなってしまうので)
でも、ここで注意しなければならないのが、画像の端っこと、絵や文字がある部分までの間を、10ピクセルはあけなければならないということです。これも規定なので、是非気を付けて調整してください。(感覚的にこのくらいかな?という感じで開けておけばおそらく大丈夫です。)そして、良いかなと思ったら、右上の「完了」を押します。
すると、以下のような画面になりますので、正方形にした画像をぽちっと押します。
すると、下にいくつかの項目が表示されるようになるため、ここでハサミマークの「切取り」を選択
ちょっとまた別の画面に変わるので、ここで「自動削除」を選択します。自動削除にすると、次に指で触れた場所を勝手に透過してくれるようになりますので、便利ですが、自分の書いた絵まで透過させないように注意が必要です。(もし間違って消しちゃっても、左上のUndoで戻れます。)
また、ここで絶対に忘れてはいけないのが、文字の中も透過させるということ。例えば、この画像の場合「ずんちっち」の「ず」の中の〇の部分や、なんかちょっとした隙間なんかも透過忘れがないようにしっかりと透過させます。
もし変な部分を透過させてしまったりしたら、左上の「Undo」を押せば戻れますので、慌てずに対処してください(^^)
そして、実際に透過を完了した後の画像がこちら↓
どうですか?正方形かどうかも分からなくなっていますよね?
私たちが使っているLINEスタンプは、見えないだけで四角の画像であるというのはこういうことなんです。
そして、透過が終わったら右上の完了を押して、再び画像をぽちっと押したら、下に表示される項目から「レイヤー保存」を選択し、画像をスマホの写真フォルダに保存します。
ちなみに、ここで写真フォルダを開き、先ほど保存した画像を開いて、ちょっと拡大すると、画像の絵の部分以外が真っ黒になります。(iPhoneはなります。)これは、その部分が透過されていて何もないですよ~ということです。
また、この画面にすることで、透過忘れがないかチェックすることができます。透過されていないところは白く残りますからね。透過忘れをチェックするための豆知識として覚えておいてください(´▽`)
バッチリサイズでサイズを編集!規定のサイズにして保存しよう!
(【※追記※】「LINE CREATORS STUDIO」というアプリから申請すれば、この「バッチリサイズ」を使ったサイズ調整はどうやらいらなそうです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。)
ちなみに、ここまでの作業ってすごく大変に感じる方が多いんじゃないかと思いますし、私も1番最初はつまずいた部分もあったのですが、1回やってしまえばなんてことないことばかりで、例えば絵が8個だけなら、ここでやるサイズ調整も含めてトータルで1時間くらいで終わるようなことなんです。
本当ならば、もともと「ibisPaint X」内にあるような、LINEスタンプのサイズ用に設定されたキャンバス内に、画面に向かって絵を描いて、文字も書いて、保存までしてしまえば、あとは透過させるだけなので簡単なのですが、私はタブレットも持っていないですし、スマホの画面だと、どうしても描きたい絵が描けません。
そこで、どうにか紙に絵を描いて、スマホだけを使って、無料アプリを利用したLINEスタンプの作り方はなかろうかと色々と調べて、最終的にたどり着いた方法がこれだったんです。なので、私と同じように、紙に絵を描く方法でやりたいけれど、その方法がわからないという方には是非参考にしてほしいです(^^)
さて、では最後の工程の、画像のサイズの編集に入っていきましょう。
まずは「バッチリサイズ」を起動して、写真フォルダ(カメラロールとか)を開きます。
すると、以下のような画面になりますので、1番上の
「W:〇〇〇 × H:○○〇」と書かれている部分をクリックします。
すると、デフォルトでいろいろなサイズ調整の形式が入っているのですが、右上の「+」を押して、新たな形式を作ります。
すると、以下のような画面になるのですが、今回の場合では、先ほど合成スタジオのほうで画像を正方形に設定しましたので、「幅」と「高さ」の両方に「320」と入力し、一応両方「強制」のチェックを入れて、出力形式を「PNG」に設定して、完了を押します。
すると、最初のこの画面に戻るので、縮小したい画像を選択し、右上の矢印を押せば、そのサイズで画像を保存できます(出力先をきかれるので、カメラロールを選択)
ちなみに、ここでもし画像を「合成スタジオ」の方で正方形にしていない場合には、つまずくポイントがあります。(※合成スタジオの方で正方形にしていても、ほんのちょっとだけ縦横の比率が異なることがあるっぽいので、その場合も以下を参考にしてください。でも、さっき「幅」と「高さ」の両方の「強制」にチェックが入っていれば大丈夫ですけど…!)
例えば、スタンプの絵を縦長にしたい場合で、どうしても正方形だと嫌だな~って場合ももしかしたら出てくると思うのですが、例えばその場合には、縦を基準にしたい場合には、「高さ」の方の「強制」にだけチェックを入れることで、横の長さ(幅)も相対的に縮小してくれます。
この時、もし「高さ」と「幅」の両方に「強制」のチェックが入っていて、それぞれに何ピクセルにするかの数字も入力されていれば、そのサイズに強制的にリサイズされます。しかし、この場合は先に説明したように、絵がつぶれたり、横長になったりします。
また、「高さ」の方の強制にだけチェックを入れれば、「幅」の方に数字が入力されていても、高さの縮小合わせて相対的に「幅」は縮小されます。
また、ここも重要なのですが…
LINEスタンプの画像は、「高さ」と「幅」ともに、
ピクセルが奇数になるのはNGであり、偶数で申請しなければリジェクトされてしまいます。
つまり、例えば縦長のスタンプ画像の縮小において、高さの規定である320ピクセルに合わせて、幅も縮小させたとき、その幅が例えば243ピクセルのようになってしまった場合には、スタンプ画像としては承認されないので要注意です。
そして、もし、そのような場面に直面してしまった場合には、
- 幅 242ピクセル(強制にチェック)※1ピクセル下げる
- 高さ 320ピクセル(強制にチェック)
のように設定して、再度リサイズすれば対処できます。1ピクセル変わるくらいでは画像がつぶれたりといった違和感が出ることはありません。
しかし、このような問題は、もともと正方形に設定すれば問題ありません。もともと正方形なら、「幅」か「高さ」のどちらかを320ピクセルに設定すれば、もう片方も相対的に320ピクセルになって、偶数になりますからね。
でも、確認してみましたところ、合成スタジオで正方形に切り取っても、保存してみるとちょっと高さと幅の比率がずれることがあるみたいです(高さ514ピクセル、幅517ピクセルなど。ほぼ正方形ですが、綺麗な正方形ではありませんよね。)
なので、先ほど「高さ」と「幅の」の両方に一応「強制」のチェックを入れましょうといったのはそういう理由からなんです。一応というか、特にチェックを入れておくことで問題はないので、絶対入れておきましょう。ほぼ正方形なので、ちょっと縦横の比率が変わったところでほぼ問題はありません。
また、この要領で「スタンプ画像」をリサイズしたら、「メイン画像」と「トークルームタブ画像」も同様にリサイズしていきます。それ用の形式を、「+」から作ってください。
この時、メイン画像は正方形である「W240 × H240」なので、再度そういう設定を作ってリサイズすれば問題ありませんが、トークルームタブ画像は「W96 × H74」という決まりなので、正方形のまま縮小させると、高さが少し潰れます。
でも、私はこれはあんまり気にしていなくて、ちょっとだけ潰れますがそのまま審査に出してしまいます。笑
それで普通に通りますので!
ちなみに、「スタンプ画像」は「W370 × H320」が「最大サイズ」なので、例えば
「W366 × H314」とか「W298 × H306」のようなサイズもOKなのですが、
「メイン画像」と「トークルームタブ画像」は、
絶対に「W240 × H240」と「W96 × H74」にしなければならないので、注意してください。
つまり、トークルームタブ画像を、「W74 × H74」のようなサイズで出すのはダメということです。
お疲れさまでした!ここまでくれば、あとは審査に出すだけです!
お疲れさまでした!読むだけで疲れたと思いますが、私がつまずいたポイントなどを色々まとめてみたら結構長くなってしまいました。
今回の記事では、ほぼスマホのアプリだけを使ったLINEスタンプの作り方についてご紹介しましたが、難しいように見えて、実は作業自体は慣れれば本当に簡単にできるようになります。
絵を描くところで挫折しなければ、作り方さえわかれば簡単にできちゃうんです。今はたった8個から、簡単な絵でもスタンプにできちゃいますので、皆さんも是非チャレンジしてみてください(^^)
ちなみに、スタンプの審査を出す方法につきましては、以下の記事で詳しくまとめていますので、スタンプ画像が準備できたらこちらをご覧ください。
→※LINEスタンプの2つの申請方法とは?申請費用はかかるの?
それでは今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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